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ツバメよ、何処へ(2)

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 翌朝――。

 外に出てツバメの所在を確認しましたが、ツバメはいませんでした🤦

 その日は営業中、お客様とツバメのお話で盛り上がりました🎶
 すると、ほとんどのお客様の反応は「良かったじゃない。幸せが舞い込むわよ」というものでした😊

 やはり、世間ではツバメが巣を作るというのは幸運な出来事😆

 しかし、我が家を巣作りの場所に選んでくれたツバメに感謝をしていたのもつかの間、ある問題点が……。

 自宅にツバメが巣を作ったという友人から体験談を聞くと、ヒナが落ちて死んでしまうこともしばしばあるそう……😱

 鳥が苦手な私は、背中がもぞもぞとしてきてしまいました😭

 その光景にはとても耐えられそうにありませんでした……💧

 普段から夫より私の方が早い帰宅なので、その日も私が先に家に入らなければなりませんでした。

 駐車場に近づくにつれ、高鳴る鼓動……。

 ツバメくん、どうか不在でありますように……🙏

 しかし――。

 いた……💧 

 私の祈り虚しく、ツバメは昨夜と同じ佇まいでじっとしていました。

 自分の家なのに恐る恐る、また申し訳なさそうに私は家に入りました。
 私は家に入るやいなや現状をLINEで夫に送り、食事もそっちのけでツバメについて調べ始めました📱

 2時間ほどが過ぎ夫が帰宅すると、私は飼い主を待っていた犬のように夫へ向かっていきました。
 面倒くさそうな顔をする夫など気にもせず、キャンキャンとツバメについて話す私……。

・ツバメは五月初旬頃から巣を作り始める。
・ツバメがいても、それはそこに巣を作っていいか雄が偵察をしているだけかもしれない。
・ツバメがいても、それは雄が寝に来ているだけかもしれない。
 などなど、調べまくった結果を夫に伝えました。

 着替えた夫がとりあえず缶ビールを開けると、私たちは作戦会議をしました🗣

 議題に上がった問題は巣を生かすのか、それとも……😱

 ああでもないこうでもないとツバメの今後について話しましたが、結局その日はツバメがフンをしそうな箇所に新聞紙の切れ端を敷き、フンをされても容易に片付けられる仕掛けをすることにしました。

 早速夫が新聞紙を適当な大きさに切り分け、「行くよー」と私に声をかけました。

「え? 私も……😅」

 拒否の意を示すことも許されぬまま、私は襟をつかまれ引きずられるように外へ連れ出されました💦

 威勢良く私を連れ出し手際よく作業を開始する夫でしたが、新聞紙を敷くその姿はへっぴり腰であきらかにツバメを警戒しているのがわかりました😅

 余談ですが、三年ほど前、夫と鎌倉へ遊びに行ったときのこと――。
 夫は買ったばかりでおろしたてのコートを着ていたのですが、そのコートに空から降ってきた鳥のフンが見事にヒットしてしまったのです🐤

 怒り狂う夫の横で笑いをこらえる私……。

 急にその日の光景が思い出され、私はまた笑いを必死でこらえる羽目になってしまいました😂
 
 なにはともあれ、フン対策の仕掛けは完了しその日も就寝することにしました✡

 この先どうすればよいのか……。
 
 私たちは大きな選択を迫られる結果になってしまいました💦

 つづく

 尾崎文笑